銘苅春政作カミゲン黒木与那城をもう1つ紹介。
購入時にわからなかった点を製作者の銘苅先生に棹を見てもらい、いろいろ確認してきました。
製作年は書かれていないため正確には不明なものの、昔の手であることは間違いなく、20年ほど前の作品だろうとのこと。平成10年前後の与那城でした。
漆は本漆で、現在の南城市に移られてからの作品だそうです。
幅が2.1cm、奥行きが1.8cmの細棹で、与那城はだいたい幅と同じぐらいの奥行きが取られているイメージでしたが、ある種真壁みたいな感じがします。太棹が弾きづらい人にはちょうどよいと思いますが、銘苅先生はこれぐらいの太さが一番実用的で良い上等よ、とおっしゃってました。
私の伝達ミスで平成10年前後で記載してもらおうと思ったんですが、まさかの令和元年5月1日作の記載となりました。
ある種貴重な一本になりました。令和元年初日の作は、私の持っているタマイ真壁とこれだけになるので、珍しい日にちではあります。が、実際の作は20年ほど前とのことです。