銘苅春政先生作、鴨口与那城完成です。
チーガーはクヮーギとチャーギの二色掘りなしのチーガーで、皮は少し厚手の皮を普通の強さで。
ティーガーは久米島紬で、カラクイは細身の象牙をチョイス。
2018年12月10日完成。棹自体は平成20年8月作なので、約10年前になります。
鴨口与那城は鳩胸の形状を出すために棹が細くなるそうで、通常2.1cmぐらいの棹の太さですが、これは1.7cmしかありません。かなり細身。
ただ、細くて真っ黒な棹なので、少し弾いただけでかなり手に振動がきます。昔の三線はみなこんな細さだったようで、張りが強くない胴にあわせて振動させるには、棹が小さい必要があったそうです。
鴨口与那城だけど、こういう三線を小与那城(くーゆなー)と言うんだよ、と丁寧に教えてもらいました。
家弾き用かなって思ってましたが、下手すりゃメインになる一本です。ものすごく良い音。