銘苅春政氏作 フィリピン産 黒木与那城型 三線

銘苅春政氏作 黒木 与那城型

 

ありとあらゆるサイトを探し続けた結果、いーばる三線店が銘苅氏の製作した棹を3本扱われているのを知り、見つけるやいなや注文しました。銘苅春政と言えば与那城型。美しい一本です。製作年は平成25年(2013年)10月15日。棹は真っ黒に近いです。

最近は江戸与那城2本がメインになり、出番が少なくなりつつあります。単純に面長な見た目の江戸与那城のほうが個人的に好きで、はまってしまったという理由だけなのですが。

 

音は自分の好みの音にしたかったのと西平チーガーを試してみたかったのでチーガーごと皮の張り替えをみなみ三線店に依頼することにしました。また、購入時に早く手元に欲しいと急かせてしまったこともあり、カラクイがフィットしていなかった(すぐに戻ってしまった)ので、最近(2017年7月いーばる三線店にて)しっかりと治してもらいました。象牙のカラクイです。銘苅先生は比較的大きめにカラクイの差込口を開けられるらしく、一方で昨今主流のカラクイ(渡慶次さん作のもの)は細めに作られているとのことで、この二つの相性はあまりよくないようです。よって、銘苅先生の棹を手にいれる方は、この辺りは注意しないといけない点です。

 

棹さえ自分にフィットしていれば、それ以外を換えることで三線は自分好みに変えられます。胴や皮の張りを変えれば音色もずいぶん変化します。真壁型はティーガー(胴巻き)を変えました。当然ですが、ティーガーを変えても音は変わらないのですが、気分がすこぶる変わります。改めて三線の棹って大事だなって実感してます。棹がよければ後からいかようにも変えられますからね。

 


銘苅春政氏作 黒木 与那城型
銘苅春政氏作 黒木 与那城型
銘苅春政氏作 黒木 与那城型

銘苅春政氏作 黒木 与那城型
銘苅春政氏作 黒木 与那城型