以下、製作過程の写真と文章です。
平成31年(2019年)4月25日。平成も終わりの終わりにタマイ真壁完成しました。美しい!
製作日から近い大安の日を選んで日にちを入れられる銘苅先生ですが、話し合いの結果、令和元年5月1日作の記載となりました。受け取りの4月25日が平成最後の大安なので、それもよかったんですが、やはり初作のほうが良さそうということで。
記念すべき令和1本目(実際にはフライング)の作品です。「令和の1本目よ、貴重ね」と先生も笑ってらっしゃいました。
久場春殿と同じく、八重山の黒ユシ木で製作中のタマイ真壁。
乾燥しすぎてたということで、若干ひび割れの部分を接着剤で補修されています。早めに塗りに出さないと。
銘苅先生のタマイ真壁はなかなかお目にかかることはないですが、タマイの角度は銘苅先生の師匠にあたる仲本三味線店から受け継いだタマイの角度。その元となる図面というか物差しを見せてもらい、これは美しかろうということで作っていただきました。
ユシ木の真壁はとてもとても楽しみで、きっとやわらかな音を奏でてくれることでしょう。
棹の完成が令和元年五月一日ですが、コロナなどが間にあって本漆塗完了まで時間が経過してしまいました。ようやく本漆塗が完成し、手に入れることができました。首里城修復に全力で取り込まれている漆職人さんにお願いしました。
しばらく置いて眺めるか、三線化するか検討します。