銘苅先生のところでゆんたくしているうちに、次に手に入れるべき型は何かという話になり、久場春殿か南風原真壁かという流れになって、製作可能な原木を見せてもらいました。
悩んだ末に木の質の良い南風原真壁型を頼むことにしました。そして平成最後の年、平成31年2月27日に完成。
銘苅先生が過去何千挺と三線棹作成されてきましたが、この南風原真壁はわずか5本弱。貴重な一本です。
天の裏に少し白太があるのみで、割れの少ないカミゲン黒木の南風原真壁型です。さすがにほぼ真っ黒なので重量がありずっしり。
南風原真壁とは、7つの型の表にない8つめの型と表現されてました。仲本のおやじ(銘苅先生の師匠)からずっと聞いていた型、とのことですが、まだ5本も作ってないとのこと。
天が南風原で鳩胸が真壁型のあいのこ三線です。
塗りは今では貴重な本漆塗り。2019年8月8日塗り完成しましたので、もう普通に弾けます。
西平開鐘チーガー、久米島紬ティーガー、象牙カンプーカラクイで三線化完成。本皮一枚張りで7.5分といったところでしょうか。
糸掛は和胡弓の正絹音緒に変更しています。
音最高です。民謡でも古典でもいけます。
銘苅先生のところへ南風原真壁の出来具合を確認にいってきました。いい感じで細くなってます。
出来上がりは2月21日頃の予定。楽しみ。
銘苅先生のところへ訪問したSさんが現状を撮って送ってくれました。
本当にありがとうございます。少しずつ完成に向かっているようです。天に少しだけ白太が入ってますが、それ以外は見事に真っ黒な一本です。